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地元紙「労働報」の報道:雲のように満開に咲き誇る桜の花が、数千平方メートルにわたった五色の花畑に鮮明に際立ち、或いは青い波しぶきのように広い湖水面に映え、その中に身を置くと自然と歩みを止め、その美しさに見とれてしまう。ソメイヨシノの相次ぐ満開に伴い、上海植物園では清明節の小連休に花見のベストシーズンを迎え、市民や観光客に鮮やかな美景を楽しませてくれる。
桜は主に中国、日本、韓国、北朝鮮などの東アジア地区を原生として栽培されている。花見は日本を起源とし、すでに1,000年以上の歴史がある。中国でも1970、80年代から栽培を開始し、徐々に花見ブームを形成していった。現在ではすでに早春ピクニックの主な観賞植物となっている。上海植物園における桜の栽培は1978年からですでに30年以上。中国各地から桜の品種80種類以上を収集し、1,100本以上が栽培されている。単独栽培から、街路樹などのような並列栽培、更に林を形成するまでグループ栽培などの手法で、「一園、三区、十景」の花見構造を形成している。そのうち、主力の品種はソメイヨシノ(染井吉野)である。
しかしながら、今年のソメイヨシノは開花過程がやや「曲折」している。冬から今春までの連続的な異常な高温により、早春は例年より早く到来したが、桜の花々が首を上に擡げて開花を待っている時期に、春に入った足音が「躊躇」し始め、三寒四温が続き、ソメイヨシノは開花目前にしてぽつぽつと開花するだけで、昨年同期の8分咲きの状態より遅れをとった。上海植物園の物候記録(生物と気候の関係を記録したもの)によると、昨年3月16日から22日の最低気温は10℃以上を維持していたが、今年同期の最低気温は常に7~9℃の間を徘徊し、明らかに低すぎる。このため、今年の開花は昨年より5~7日遅れと推測されている。園芸専門家の予測では、今年上海植物園内ではソメイヨシノをメインとする中咲き桜は清明節の小連休に観賞期に入り、4月上旬まで満開となる。