中国メディア・新浪財経は４日、日本の新幹線技術を引き入れて、それを改造して自国の高速鉄道を作り上げた中国のほか、ほかの国の高速鉄道技術も日本を抜き去ったとする外国メディアの報道を伝えた。
フランスの技術はスペインや韓国に、ドイツの高速鉄道システムはスペインやロシアに輸出されている。
フィ ナンシャル・タイムズの報道によると、日本の新幹線は１９６４年１０月に世界初の商業高速鉄道営業を開始、東京と大阪を結んでからすでに５０年が経過し た。しかし、日本の高速鉄道技術は今や多くの国に抜かれており、日本は複雑な心境で開業５０周年を祝うことになるという。
ＡＰ通信は、新幹線は日本経済が起こした奇跡の先導者であり、日本が誇るシンボルだと伝えた。
中 国の業界研究機関・中研普華は、１９６４年に開通した日本の新幹線は時速２００キロメートルで運転され、世界の高速鉄道の始祖となったと紹介。２０１１年 にはもっとも高速な新幹線「はやぶさ」が営業投入され、最高時速は３２０キロメートルに達した。一方中国は１１年１２月に時速５００キロメートルに達する 最高速の高速鉄道列車を世に出した。
この報道に対して中国のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられた。
「速度＝技術っていうの？」
「ありえない」
「でも、日本は事故を起こしたことがない。だから、日本人の心境は決して複雑ではない」
「温州列車事故」
「客席のＫＡＷＡＳＡＫＩのラベルをきれいに塗りつぶしたか？見えないようにしろよ」
「技術がいいのではなく、値段が安いのだ」
「聞くのは恥ずかしい話ばかり」
「比較すべきは、速度ではなく信頼性や核となる技術だ」
「安全が最重要。命を弄ぶな」
「大風呂敷だな」
「日本の高速鉄道の安全性についてはまじめに考える価値がある」
「中国のゴミのようなものが日本にかなうだって？」
「日本はため息をつくだろう」
「中国の高速鉄道技術は確かに一定の価値を持っていて、これは国民にとって誇らしいこと。しかし、高速鉄道の能力を正しく見極める必要もある。安全性能を高めて、真の意味で高速鉄道技術の先端を行かなければ」
「ドイツもかつて、中国よりひどい高速鉄道事故を起こしたことがある。死傷者数は温州の事故を上回る規模だった。伝統的な工業大国と、改革開放から十数年で農業国から工業大国に変わった中国。多少なりとも学のある人であれば、中国の急発展には喜びと満足を覚えるはずだ」